2022.06.15
〈 一覧に戻る仕事で疲れてくると、ついつい欲してしまう糖分…ブレイクタイムには甘いお菓子が欠かせませんよね。
最近では、男性でも「甘いものが大好き!」という方が多くいらっしゃいます。
実は、甘いものをたくさん食べると薄毛のリスクが高まるってご存じでしたか?
そこで今回は、糖分と薄毛の関係性について詳しく解説していきます。
甘いものが大好きだけど、髪の毛のことも気になる…という方は、是非参考にご覧になってみてください。
体内に摂り込まれた糖分は、消化されることでブドウ糖に分解され、エネルギーとして活用されます。
そのため、糖分そのものが薄毛の原因になるわけではありません。
糖質は人間の身体に必要なものなので、もしも糖質が不足してしまうと身体に良くない状態と言えます。
とはいえ、甘いものを過剰に摂取してしまうと、頭皮環境を悪化させたり、薄毛を進行させる可能性があります。
そのため、薄毛が気になっているという方は、なるべく甘いものを控えて糖質を摂りすぎないようにしましょう。
では、なぜ甘いものを食べ過ぎてしまうと薄毛のリスクが高まるのでしょうか?
ここからは、糖分と薄毛の関係性について解説していきます。
甘いものをたくさん食べると、血液中の中性脂肪が増加します。
中性脂肪は身体には欠かせないものですが、増えてくると脂肪肝や肥満、動脈硬化などのリスクが高まります。
仮に痩せている方であっても、中性脂肪の値が高い場合は、食事から摂取した脂肪が血液中に留まりやすい体質になっている可能性があります。
そのため、痩せているから気にせず甘いものをたくさん食べても大丈夫ということではありません。
血液中に中性脂肪が多いと、血液がドロドロで流れが悪い状態と考えられます。
血流が悪くなると、身体のすみずみまで酸素や栄養素が運ばれず、髪の毛を育てる毛母細胞にも栄養が行き渡りにくくなります。
これらの要因から、抜け毛が増えたり、髪の毛が細くなるなどの影響が出てしまうのです。
甘いものを食べて糖分が体内で分解される時、実はビタミンBが大量に破壊されています。
ビタミンBは、タンパク質を合成し、髪の毛が作られるうえで欠かせない栄養素の一つです。
そのため、髪の毛の成長に欠かせないビタミンBが失われることは、薄毛のリスクを高めてしまいます。
ビタミンBには、糖質を代謝してコントロールする働きがあります。
甘いものを過剰に摂取することで大量のビタミンBが破壊され、身体からビタミンBが不足してしまうと、この働きが十分ではなくなり頭皮の皮脂を過剰に分泌させてしまいます。
皮脂の分泌量が増えると、毛穴が詰まりやすくなったり、皮膚の常在菌であるマラセチア菌が増殖して、脂漏性皮膚炎を引き起こすことも。
このように、頭皮環境の悪化は抜け毛や薄毛のリスクを高めてしまうのです。
甘いものが大好きで、毎日欠かさず食べているという方は、「甘いものを食べないと気が済まない!」と感じることはないですか?
実は、糖分には中毒性があるため、ついつい摂りすぎてしまうのです。
砂糖を摂ると、脳の中でドーパミンなどの脳内神経伝達物質が分泌されます。
ドーパミン自体は危険なものではないのですが、人に幸福感や癒しを与える麻薬のような性質を持っています。
身体が疲れた時や、ストレスを感じるたびに、甘いものを食べて幸福感を得るようになると、これが快感となって中毒のように「砂糖を摂ること=幸せな気持ちになる」と、脳が無意識に感じるようになってしまうのです。ひどくなると砂糖依存症を引き起こすことも。
例えば、にんじんやブロッコリーなどの野菜を食べても、ドーパミンは分泌されず中毒性もないため、野菜が嫌い、苦手と感じる方が多いのです。
甘いものの代表格であるチョコレートですが、意外にも薄毛予防に効果的です。
チョコレートといっても、砂糖がたくさん含まれているものもありますので、糖分が低いものや、カカオの含有量が70%以上のものがこれに該当します。
チョコレートに含まれている「カカオポリフェノール」には、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があります。
それ以外にも、発毛効果が期待されている「IGF-1因子」を増やす働きもあります。
チョコレートを選ぶときは、カカオポリフェノールの含有量が多いものや、砂糖をなるべく含まないものを選び、一度に食べる量も気をつけながら、たくさん食べ過ぎないように注意しましょう。
砂糖は料理にも欠かせない調味料の一つですが、身体により良いものを選んで摂り入れていくことをおすすめします。
ここからは、調味料としてや、日頃摂り入れる場合におすすめの甘味料をご紹介しますね。
【はちみつ】
ビタミンB6やビタミンCが豊富である。
【メープルシロップ】
鉄、カルシウム、亜鉛などのミネラルが豊富である。
【精製されていない砂糖】
てんさい糖、きび砂糖、黒砂糖などは栄養価が高く体に良い。
いかがでしたか?
今回は、甘いものを食べると薄毛になるのか?糖分と薄毛の関係性について解説いたしました。
糖分そのものが薄毛を引き起こすわけではありませんが、甘いものが好きで、糖分を過度に摂りすぎてしまうと、抜け毛や薄毛のリスクが高まります。
健康な髪の毛を維持するためには、日頃の食生活がとても大切です。
ついつい摂りすぎてしまうことの多い糖分ですが、甘いものが好きな方や間食が多い方は、甘いものを食べ過ぎないように注意しましょう。
抜け毛や薄毛が気になるという方は、一度専門家に相談されることをおすすめします。
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