2022.06.16
〈 一覧に戻る気温が上がり、日差しが強くなってくると気になるのが日焼けですよね。
顔や腕は念入りに日焼け対策をしていても、頭皮までは意識的に対策をしてないという方も多いと思います。
紫外線により頭皮が日焼けをしてしまうと、頭皮の乾燥やフケ、抜け毛などを引き起こす可能性があります。
そこで今回は、日焼けが頭皮に与える影響について詳しく解説していきます。
「もしかして頭皮が日焼けしているかも…?!」と気になる方は、是非参考にご覧になってみてください。
頭皮が日焼けをしてしまうと、髪の毛や頭皮がダメージを受けるだけでなく、その後の髪の毛の成長にも影響を及ぼします。
ここからは、頭皮が日焼けをするとどんな症状が起きるのかを解説していきますね。
頭皮が日焼けをすると炎症が起きて、いわゆるやけどをしている状態になります。
頭皮がやけどをすると、頭皮の水分が失われて乾燥が強くなり、赤みや痒みの症状がでてきます。
また、乾燥した頭皮がめくれてフケがでることも。
紫外線を浴びた肌は、日焼けによって黒くなりますよね。
肌が黒くなるのはメラニン色素の働きによるものですが、髪の毛の色を作っているのもメラニン色素になります。
頭皮が日焼けをしてしまうと、この髪色の主成分となるメラニン色素が生成されなくなってしまうため、白髪が増える原因となります。
頭皮が紫外線を浴びると、活性酸素が大量に生成され、メラニン色素を生成しているメラノサイトがダメージを受けます。
すると、メラニン色素がうまく生成されず、本来であれば黒や茶色の毛が生えてくるところに、色がついていない白髪が生えてくるのです。
ヘアカラーによって染められた髪の毛は、髪のキューティクルの中に染料を浸透させることで色がつけられています。
日焼けをすると、染料を閉じ込めていたはずのキューティクルが再び開いてしまい、ヘアカラーの色素が外に出て色落ちしやすくなってしまうのです。
色落ちが早くなることで、染めるペースが早くなり、ヘアカラーを頻繁に行うことで髪の毛や頭皮にダメージが蓄積されていきます。
頭皮が日焼けをしてしまうと、前述したような症状が起こりやすくなり、髪の毛が傷んだり、白髪や抜け毛、薄毛の原因につながることがあります。
また、太陽の光は長時間当たると、紫外線によって毛根部分がダメージを受ける危険性もあります。
【太陽の光に含まれる紫外線3種】
UVA→普段の生活で浴びる紫外線。室内にいてもガラス越しに浴びてしまう。
UVB→オゾン層で吸収されなかった一部の紫外線。近年UVBが増加している。
UVC→オゾン層で全て吸収される紫外線。地表までは届かない。
この3つのなかで、UVAが髪の毛の毛根が存在する真皮まで到達するため、毛母細胞やバルジ領域が紫外線によりダメージを受けてしまうと、抜け毛や薄毛が引き起こる危険性があります。
頭皮が日焼けをしてしまうと、抜け毛や薄毛につながってしまう危険性があるため、日頃から紫外線対策をすることが大切です。
ここからは、すぐに取り入れられる簡単な日焼け対策をご紹介しますね。
紫外線が直接頭皮に当たらないように、帽子や日傘を使用して紫外線をカットしましょう。
紫外線対策に効果的な帽子や日傘には、いくつか種類がありますが、UVカット率が99%以上のものを選ぶことをおすすめします。
帽子は被るだけで紫外線をカットしてくれるというメリットがありますが、長時間被り続けていると、頭皮が蒸れやすく雑菌が繁殖してしまうため、室内では外したり通気性を良くする工夫をするなど、頭皮環境を悪化させないように注意しましょう。
日傘は女性には定番のアイテムですが、最近では男性でも使用している方が多く、ユニセックスなデザインの日傘も販売されています。
帽子や日傘の使用は、手軽にできる日焼け対策の一つですので是非取り入れてみてくださいね。
日焼け止めと聞くと、顔用のものや、腕や脚といったボディ用のもののイメージが強いですが、最近では頭皮用の日焼け止めも存在します。
頭皮用の日焼け止めは、髪の毛も紫外線から保護できるスプレーやミストタイプのもの、クリームタイプ、頭皮を含め全身に使用できるものまでさまざまなタイプがあります。
使いやすさや目的に合わせて、頭皮用の日焼け止めを一つは常備しておくと、急遽長時間外で過ごすことになった場合でも安心ですよ。
人間の身体は、日光に当たると体内でビタミンDが生成されます。
ビタミンDには、食べたものからのカルシウムの吸収を高め、骨密度を保つ働きがあります。
また、それ以外にもガンの予防効果や、髪の毛が作られる毛母細胞の成長にも大きく関わっていると言われています。
前述しているように、日光を浴びすぎたり、日焼けすることは抜け毛や薄毛のリスクがあるのですが、身体に良い効果をもたらすビタミンDを生成するためには、日光を浴びることは大切なのです。
では、日焼けしないでビタミンDを生成させるためには、一日にどのぐらいの日光を浴びればいいのでしょうか?
【ビタミンDが生成できる日光浴の時間】
夏場→木陰でおよそ30分間
冬場→顔や手をメインにおよそ1時間前後
日光を浴びることは、実はビタミンDを生成させるために必要不可欠なのです。
いかがでしたか?
今回は、頭皮が日焼けをするとハゲるのか?日焼けが頭皮に与える影響について解説いたしました。
頭皮が日焼けをしてしまうと、髪の毛や頭皮がダメージを受けて、抜け毛や薄毛のリスクが高まります。
ただし、日光を浴びることは、身体に必要なビタミンDを生成をさせるためには欠かせません。
暑い季節には、直射日光に長時間当たることはなるべく避けて、紫外線対策をしながら上手に日光と付き合っていきましょう。
抜け毛や薄毛など髪のお悩みがある方は、一度専門家に相談することをおすすめします。
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