2022.06.20
〈 一覧に戻る薄毛の進行スピードは人によってさまざまですが、早い方だと10代後半~20代前半の若い方でも薄毛の症状に悩まされています。
そこで今回は、男性の薄毛の原因で最も多いAGA(男性型脱毛症)をはじめ、薄毛の原因や薄毛になりやすい男性の特徴について解説していきます。
「もしかしたら薄毛の症状が出ているかも…」と気になっている方は、是非参考にご覧になってみてください。
薄毛の原因はさまざまですが、薄毛になりやすく、そして進行しやすい男性の特徴を挙げていきますね。
いわゆる遺伝が影響している場合の薄毛は、親族に薄毛の方がいると起こりやすいです。
【AGAのメカニズムとは?】
AGA(男性型脱毛症)とは、男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)が原因で起こる、進行性の薄毛のことです。
AGAのメカニズムは、男性ホルモンの一種である「テストステロン」と「5αリダクターゼ」という酵素が結びつくことにより、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)が生成され、ヘアサイクルが乱れることによって薄毛を進行させます。
AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)を、どれだけ毛根が受け取りやすいかは、遺伝によって決まっています。
そのため、受信機の役割をしているアンドロゲン受容体が、このDHT(ジヒドロテストステロン)を受け取ってしまうと、脱毛因子とされるTGF-β(成長抑制因子)が増加し、毛母細胞が分裂したり、増殖するのを抑制してしまうのです。
このTGF-βが、毛乳頭細胞に対して脱毛の信号や毛の成長を止める信号を出すため、AGAが進行していきます。
男性ホルモンの感受性を司る遺伝子は、母方の家系に由来することが多いため、特に母方の祖父・曾祖父が薄毛の場合は、遺伝の影響を受けやすいとされています。
ただし、アンドロゲン受容体を受け継いだからといって、必ずAGAが発症するというわけではありません。あくまでAGAを発症する可能性が高いだけで、薄毛にならない方もいます。
過度なストレスや慢性的なストレスを抱えている方は、薄毛になりやすいと言えます。
ストレスを感じると、血管が収縮して、髪の毛に十分な栄養が行き届かなくなってしまいます。
また、頭皮の血流が悪くなるので、頭皮のターンオーバーが乱れたり、頭皮トラブルの原因にも。
ストレスを抱えていると、自律神経が乱れやすくなるため、睡眠の質が悪くなったり、成長ホルモンがうまく分泌されなくなったりと、健康な髪の毛が育ちにくい状態となります。
とはいえ、ストレスを完全になくすというのも難しいですよね。
ストレスをあまり感じないようにしたり、軽減できるよう自分なりにコントロールする方法を見つけ、ストレスと上手に付き合うことを意識してみましょう。
タバコに関しては「百害あって一利なし」です。
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させ頭皮の毛流を悪くします。
また、タバコを吸うたびに大量のビタミンCが消費されるため、身体だけでなく、頭皮や肌へもビタミンCを送り込むことができなくなり、髪の毛がどんどん栄養不足に陥ってしまいます。
抜け毛や薄毛改善を目指すのであれば、禁煙することが望ましいです。
アルコールに関しては、飲酒してアルコールが分解される時に、髪の毛に必要な栄養素が消費されるため、過度な飲酒になると髪の毛が栄養不足に陥ります。
そのため、日頃から飲酒の習慣がある方は、休肝日を設けたり、飲みすぎないように注意しましょう。
普段の食事が、外食やインスタント食品などが中心で偏っている場合は、髪の毛の成長に必要な栄養素を十分に摂取することができなくなります。
また、過度なダイエットや食事制限も、髪の毛の栄養不足の大きな原因となります。
食生活が乱れると、頭皮環境も悪化しやすくなり、抜け毛が増えることにも繋がります。
タンパク質、ビタミン、ミネラルといった栄養素をバランス良く摂るように心がけ、食事で補いきれない栄養素はサプリメントで摂取するなど、普段の食事を見直しながら、バランスの良い食事ができるよう心がけましょう。
髪の毛の成長に必要な成長ホルモンは、睡眠中に最も多く分泌されます。
そのため、睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪い状態が続いてしまうと、ホルモンバランスの乱れや自律神経が乱れる原因となり、髪の毛の細胞分裂が正常に行われなくなってしまいます。
その結果、健康な髪の毛が育ちにくくなり、抜け毛が増える原因となってしまうのです。
睡眠のリズムを整えたり、寝る90分前に湯船に浸かるなど、睡眠の質を上げることを意識して熟睡できるようにしましょう。
自分では良かれと思って行っているヘアケアでも、実は間違ったケアを続けてしまっている場合があります。
間違ったヘアケアの習慣は、抜け毛や薄毛を加速させてしまう可能性があるため、まずは普段のケアを見直してみましょう。
【シャンプー】
シャンプーを一日に何度もしたり、洗浄力が強いシャンプーを使い続けていると、頭皮環境が悪化する原因となります。洗いすぎることで頭皮が乾燥してしまうと、フケや抜け毛が増える場合も。
シャンプーは一日一回、寝る前に行い、刺激が強すぎないシャンプーを使うようにしましょう。
【スタイリング剤】
スタイリング剤を使用している場合は、洗髪時になるべく落としやすいものを選ぶようにしましょう。
セット感が強いスタイリング剤は、頭皮に負担をかけるだけでなく、シャンプーしても落としきれなかったり、毛穴詰まりの原因となります。
スタイリング剤を使用した日は、その日のうちにしっかり落としきってから寝るように意識しましょう。
いかがでしたか?
今回は、薄毛になりやすい男性の特徴について解説いたしました。
薄毛につながる原因は、遺伝が影響するAGAをはじめとし、普段の食事や睡眠といった生活習慣が影響している場合も多いです。
そのため、まずは日頃の生活習慣や頭皮ケアを見直してみましょう。
抜け毛や薄毛の改善には、早めに対策をすることが大切です。
自分ではなかなか状態が分からないという方は、一度専門家に相談してみることをおすすめします。
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