2022.06.25
〈 一覧に戻るヘナは古来より美容に使用されており、白髪染めとして使用されている方もいらっしゃると思います。
ヘナは天然のハーブなので、極力髪の毛にダメージを与えずに染めることができるものの、「ニオイが残る」「時間がかかる」「染まりにくい」といった理由から、敬遠している方も多いイメージです。
ヘナは髪の毛を染めるだけでなく、実は頭皮のケアや髪のトリートメントとして使用するのも非常におすすめです。
そこで今回は、ヘナカラーに期待される育毛効果や、ヘナのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
髪にハリ、コシがなくなってきた方、白髪染めを繰り返して髪のダメージが気になっている方は、是非参考にご覧になってみてください。
ヘナは「幸運を呼ぶ植物」と言われており、古来より美容に使用されているハーブの一種で、あのクレオパトラも愛用していたと言われています。
ヘナは髪を染めたり、髪にツヤを与えてくれるので、天然のトリートメントとして使用されていますが、実はヘナの用途はさまざまで、殺菌作用が高く、例えば虫刺されや吹き出物、打ち身の改善などにも有効と言われています。
また、ヘナは色素が強い植物なので、ヘナタトゥーとして使用されることもあります。インドでは、結婚式の際に花嫁がヘナタトゥーを施すことも多いそうです。ヘナタトゥーは、一週間程で自然に落ちていくため、リゾート地などでは、気軽にできる一時的なおしゃれとして使用される方もいます。
ヘナで髪の毛を染めるとオレンジ色に発色するため、髪染めとして使用されていますが、アジア人のような黒い髪の毛をヘナで染めても発色しないため、ヘナカラーは白髪染めとして使用されることが多いのです。
ヘナを皮膚に塗布すると、実は体に良い影響があることはご存じでしたか?
人の体は、口から摂取した場合だけでなく、皮膚を介して体に成分を吸収することができます。
皮膚に塗布することで体に吸収されたヘナは、ヘナの葉に含まれる成分を取り込んだ後、血管やリンパ管といった管を通り、体のなかをめぐります。
ここからは、ヘナに含まれる成分にどのような働きがあるのかを解説していきます。
ヘナの葉に含まれる、デトックス効果がある成分として知られています。
体に溜まった老廃物を排出したり、ストレスを軽減してくれる働きのある成分です。
ヘナの葉に含まれる、女性ホルモンのバランスを整える効果が期待される成分です。
そのため、妊活をしている人がヘナを使うようになって子供を授かったというケースもあるようです。
それだけでなく、ヘナの葉には人間が本来もっている生命力に働きかける作用があり、皮膚に塗布することで肌を健康的に保つだけでなく、体の内側から元気にする力を引き出すとも言われています。
ここまで、ヘナが髪の毛だけでなく、体にも良い効果をもたらすことをご紹介してきましたが、やはりヘナは何といっても安全性が高いことが魅力です!
ここからは、ヘナカラーに期待される効果について解説していきますね。
ヘナは、髪の毛を構成する「ケラチン」と呼ばれるタンパク質に結合する性質があります。
そのため、ヘナを使用すると髪の傷みをコーティングしてくれる働きがあるのです。
傷んだ髪の毛がコーティングされると、くせ毛が落ち着いてきたり、髪のハリやコシが出てきます。
また、紫外線から髪の毛を保護してくれる役割もあります。
ヘナは、髪の毛や頭皮を保護しながらカラーリングすることが可能です。
ヘナの種類にもよりますが、配合量を変えることでお好みの色に調合することもできます。
白髪を染めるとオレンジ色に染まるため、インディゴなどで色味を調整していくと自然な仕上がりになりやすいです。
ヘナには、抜け毛を予防する効果があるだけでなく、育毛を促進させる効果も期待されています。
ヘナを頭皮に直接塗布してパックすると、頭皮についていた汚れや皮脂、シャンプーのすすぎ残しによるカスなどを包み込んで落としてくれます。
そのため、ヘナパックを30分程行うだけで、痒みが取れたり毛穴のつまりを落としてくれるので、その後に使用する育毛剤などの浸透も良くなることが期待できます。
ヘナにはさまざまな魅力がありますが、植物成分100%の安全な成分なので、安心して使えることが最大の魅力と言えます。
ここからは、実際に使用してみて感じるヘナのメリット・デメリットについてご紹介していきますね。
【植物性だから安心して使える】
ヘナの最大のメリットは、前述したように植物性で安心して使えるという点です。
天然100%なので、頭皮についても問題なく、ヘアカラーのように地肌につかないよう神経質になる必要もありません。むしろ、たっぷり頭皮から塗ることで、頭皮状態が良くなることにつながります。
【ヘアカラー剤のように刺激がない】
ヘナには髪を傷める原因となる成分が入っていないため、染めるときに頭皮や髪に負担がかかりません。
ジアミンや化学染料などの化学的な薬品も一切入っていないので、ヘアカラー剤をつけた時に感じやすいピリピリとした刺激がなく、髪も傷みません。
長年ヘアカラーや白髪染めを使ってきた方でも、突然化学薬品にアレルギーを起こし、炎症などを起こす方もいるので、ヘナのようになるべく頭皮や髪に負担のかからない方法で染めることをおすすめします。
【トリートメント効果が高い】
ダメージが蓄積され、何をしてもパサパサしてしまう髪の毛も、ヘナを続けることでツヤツヤになったというお客様も多くいらっしゃいます。
また、くせ毛やうねりをまとまりやすくしてくれる効果もあるため、剛毛でクセ毛の方はまとまりやすくなります。縮毛矯正やパーマをかけている方のダメージ軽減にもおすすめです。
このようにトリートメント効果が非常に高いこともヘナの魅力ですね。
【髪にハリ・コシが出る】
ヘナには、髪の毛のたんぱく質を補う作用があるため、染めた後にハリやコシが出やすくなります。
髪が細くてやわらかい猫毛の方や、分け目が目立ってきた方には、ボリュームアップ効果が期待できます。
【時間がかかる】
ヘアカラーと違って、植物の力で染めるヘナは、髪が染まるまで時間がかかります。
白髪染めはそもそも億劫になりがちですが、時間がかかることでさらに面倒と感じる方も多いです。忙しい現代人にとっては最大のデメリットかもしれません。
【好みの髪色にできない】
ヘナは、脱色してカラーリングするヘアカラー剤と違って、元の髪の色に重なるようにして染まります。
そのため、黒髪を茶色にしたり、白髪を黒髪と同じように均一に染めることができません。特に100%のヘナは、白髪を染めるとオレンジ色になるため、色味に抵抗がある方もいらっしゃいます。
【ニオイがきつい】
ヘアカラー剤特有のツンとしたニオイとはまた異なりますが、ヘナは草のような独特のニオイがするため、ニオイが苦手という方もいらっしゃいます。不純物が多いヘナほどニオイが強い傾向があるため、品質の良いヘナを選ぶこともおすすめです。
【インディゴでかぶれてしまうことも】
植物性でやさしいと言われているヘナであっても、植物ゆえのかぶれを起こす方も稀にいらっしゃいます。特にインディゴ(ナンバンアイ葉)は、痒みやかぶれを引き起こすことがあります。
ヘナを使用する前には、必ずパッチテストを行うようにしましょう。
いかがでしたか?
今回はヘナに期待される効果や、ヘナのメリット・デメリットについて解説いたしました。
さまざまな効果が期待できるヘナですが、染まるまで時間がかかったり、好みの髪色に染めることが難しいといったデメリットがあります。
それでもヘアカラー剤による髪や頭皮への負担を考えると、時間がかかって面倒でも、染めるたびに髪がどんどん元気になっていくヘナを使用することは、育毛を目指す上ではメリットが多くおすすめです。
実際に使用してみると、ヘナに慣れるまでは髪のゴワつきや色味が気になりますが、続けるうちに指通りが滑らかになったり、髪にハリやコシが出て元気になっているのを実感します。
髪のボリュームが気になる方は、是非ヘナを試してみてくださいね。
抜け毛や薄毛が気になるという方は、一度専門家に相談することをおすすめします。
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