2022.07.20
〈 一覧に戻るヘルメットをかぶるとハゲるという噂は、誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
特に工事現場や警備会社、工業関係などのお仕事で、安全上就業中はずっとヘルメットをかぶっているという方は、「長時間ヘルメットをかぶっているとハゲるのでは?」と不安になりますよね。
そこで今回は、ヘルメットと薄毛の関係性について解説していきます。
ヘルメットをよくかぶり、薄毛が気になるという方は是非参考にご覧になってみてください。
ヘルメットは、衝撃から頭部を保護するという性質上、素材も硬く丈夫な作りになっています。
また、通気性も少なく熱がこもりやすいため、長時間かぶり続けるとどうしても汗で蒸れてしまいがちです。
このような状態になると、頭皮環境が悪化しやすくなり、抜け毛や薄毛の原因となる可能性があります。
ここからは、ヘルメットをかぶることでハゲやすくなる理由について解説していきます。
前述したように、ヘルメットの中は汗で蒸れやすいです。
夏は勿論ですが、冬でも蒸れやすいため、ヘルメットを外した時に外気との温度差で「頭から湯気が出る経験をした」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このような汗まみれの状態が続くと、頭皮の毛穴詰まりの原因となり、脂漏性皮膚炎などの頭皮トラブルにつながります。これが悪化してしまうと、慢性的な痒みやフケに悩まされたり、脂漏性脱毛症を発症して抜け毛や薄毛の原因となります。
ヘルメットをかぶると汗で蒸れるという実感があるものの、使い終わったら洗わずにそのまま放置しているという方も多いのではないでしょうか?
例えば、食品工業などの衛生面に細心の注意を払うような場面では、毎回ヘルメットや帽子を滅菌しているところもありますが、工事現場などではヘルメットを使いまわしているところもあります。
汗で蒸れたまま放置したヘルメットは、頭皮の汗や皮脂をエサにして雑菌が大量に繁殖しやすくなります。
この状態のヘルメットを日々くり返しかぶり続けることで、大量に繁殖した雑菌が頭皮に移り、今度は頭皮でもどんどん繁殖しはじめます。
この悪循環が頭皮トラブルを招き、抜け毛や薄毛を引き起こす原因となるのです。
ヘルメットをかぶると、衝撃から頭を守るためにどうしても隙間ができてしまいます。この隙間により、ヘルメットが動くたびに頭皮や髪と擦れて摩擦が生じます。
くり返し摩擦が生じた頭皮はダメージを受けやすく、毛根が弱くなり抜け毛の原因となります。
また、このような外的な衝撃を受けることで、本来は数年間伸び続けるはずだった髪の毛が短期間で抜けてしまったりと、ヘアサイクルが乱れる原因にも。
さらに、ダメージを受けた頭皮に、ヘルメットで繁殖した雑菌が侵入すると、痛みや痒みを伴う炎症を引き起こすこともあります。
自分の頭のサイズよりもヘルメットのサイズが小さい場合、頭皮が締め付けられ、血流が悪くなったり鬱血しやすい状態となります。
頭皮には、毛根へ栄養や酸素を届けるために毛細血管が張り巡らされています。毛細血管は外から圧迫されるだけでも流れを止めることができてしまう程、非常に細い血管です。
長時間サイズが合わないヘルメットをかぶり続けると、血流が滞り毛根まで栄養や酸素が行き渡らず、髪が細くなったり抜け毛を引き起こす原因となります。
ヘルメットをかぶることで生じるリスクから、大切な髪の毛を守るための対策法をいくつかご紹介いたしますね。
前述したように、汗をかいたままの状態は雑菌を繁殖させる原因となります。
そのため、汗をかいたと感じたら清潔なタオル等でこまめに頭皮を拭くようにしましょう。
「仕事柄なかなか手が離せない!」という方もいらっしゃるとは思いますが、休憩時には汗を拭き取ってあげてくださいね。
汗で水分を含んだ髪の毛は、摩擦に弱く切れやすい状態となっています。そのため汗を拭くときは、力強く拭き上げるのではなく、タオルを頭に広げ、タオルの上から優しく揉むように拭いてください。
こまめに汗を拭き取ることで、ヘルメットへの汗の染み込みを軽減できたり、ヘルメット自体を清潔に保つことにもつながります。
ヘルメットの下にアンダーキャップをかぶったり、タオルを巻いてからヘルメットをかぶることで、ヘルメットに直接頭皮が触れない状態を作り出すことができます。こうすることで、ヘルメットと頭皮の摩擦や菌が移ることを防ぐことが可能です。
汗を吸い取ってくれることにもつながりますので、是非実践してみてくださいね。
ヘルメットを清潔な状態に保つことが最も重要です。
毎日は難しいかもしれませんが、使用したヘルメットは丁寧に洗い、よく水気を取って乾燥させてあげましょう。
ここで最も重要なポイントは、しっかり乾燥させることです。
生乾きの状態では雑菌が繁殖してしまい、せっかく洗った意味がなくなってしまいます。
ヘルメットを洗えない場合は、使用後に除菌スプレーで対策するのもアリです。
いずれの場合も、ヘルメットの裏側を日当たりの良いところで天日干しをし、よく乾かしてくださいね。
また、普段ヘルメットを保管する場所も、なるべく風通しが良いところに置くなど工夫してみてください。
ヘルメットを使用した後の頭皮や髪の毛は、汗や皮脂などの汚れが付着している状態です。
疲れてそのまま眠ってしまった場合は、寝ている間に雑菌が繁殖しやすくなります。
そのため、帰宅してから就寝前までに必ずシャンプーをして、ドライヤーで乾かした後、頭皮が清潔な状態で就寝するようにしましょう。
シャンプー時は、汚れを落とそうとゴシゴシ力強く洗うことはNGです。指の腹で揉み込むように丁寧に洗うと、毛穴に詰まった皮脂や汚れが落ちやすくなります。
日頃から頭皮環境を良くすることを意識してくださいね。
いかがでしたか?
今回は、ヘルメットでハゲやすくなる原因と対策について解説いたしました。
ヘルメットを長時間かぶると、どうしても頭皮が蒸れやすくなり、雑菌が繁殖しやすい状態となってしまいます。
当店に来店される方の中にも、お仕事柄ヘルメットを着用する場面が多く、慢性的な頭皮の痒みに悩まされているという方がいらっしゃいます。
まずはヘルメットや頭皮を清潔な状態に保つことを意識して、対策できることから実践してみてくださいね。
頭皮トラブルや抜け毛・薄毛でお悩みの方は、一度専門家に相談することをおすすめします。
©2023 スーパースカルプ発毛センター 池袋西口店 .All Rights Reserved.