2022.05.24
〈 一覧に戻るケイ素はミネラルの一種であり、以前から美容や健康に効果的だと着目されています。
モデルや女優、美容家が愛用していることで広まり、最近ではケイ素が入ったお水(シリカ水)やケイ素のサプリメントも一般的に知られるようになりました。
そんなケイ素ですが、実は発毛や育毛にも効果的だと言われているのはご存じですか?
そこで今回は、ケイ素が発毛や育毛に効果的だと言われている理由や、ケイ素の魅力、ケイ素の効果的な摂取方法について詳しく解説します。
ケイ素が気になっていた方や、髪にもたらす効果が気になる方は是非参考にご覧になってみてください。
ケイ素は、別名「シリカ」と呼ばれるミネラルの一種です。
ケイ素が入ったお水「シリカ水」と聞くと、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
ケイ素は自然界のあらゆるところに存在しており、人間の身体の中では、主に髪の毛、爪、皮膚、血管、骨などに含まれています。特に皮膚や髪の毛にはケイ素が多く含まれており、頭皮の保湿などの役割を担っています。
ケイ素には「非晶質ケイ素」と「結晶質ケイ素」があります。
これらの違いについて解説いたしますね。
非晶質ケイ素のなかには、水溶性ケイ素があります。
化粧品や健康食品、食品添加物などにも使用されており、通常は水に溶けにくく、体内に吸収されにくいため、摂取した場合ほとんどが体外へ排出されてしまいます。
しかし、水に溶けた状態のケイ素(シリカ水など)であれば、体内への吸収率も良く安全性も高いため、安心して摂取することが可能です。
よく、乾燥剤として使用されているシリカゲルは非晶質ケイ素ですが、水に溶けない不溶性となります。
今回ご紹介するケイ素は、この水に溶けた状態の水溶性ケイ素に当たります。
結晶質ケイ素とは、ガラスや水晶、鉱物などに含まれるケイ素です。
通常水に溶けない不溶性で、生物には吸収されないものとなります。
ただし、さまざまな処理を施すことで、鉱物由来の結晶質ケイ素を非晶質ケイ素に変化させることも可能とされています。
基本的に、植物に含まれるケイ素は非晶質であり、鉱物に含まれるケイ素は結晶質とされていますが、ケイ素の抽出方法や処理方法によっては、それとは限りません。
ケイ素を摂取する際は、どんな方法で抽出されたケイ素なのかも確認してみてくださいね。
ケイ素は体内で合成することができないミネラルとなるため、食事やサプリメントで摂取していく必要があります。
ケイ素は、生まれた時をピークに20代まではある程度維持できるのですが、徐々に減少していき、40代頃にはピーク時の半分の量しか体内に貯蔵されていない状態となります。
【ケイ素が不足すると起こりうる不調】
肌のたるみ
爪が弱くなる
髪の毛のツヤ・ハリの低下
老化
免疫力低下
血管の柔軟性がなくなる
骨密度の低下
ケイ素が加齢にともない体内から減少すると、上記のような不調が現れやすくなります。
ケイ素はコラーゲンを結合する際に必要な物質となるため、コラーゲンが関連する組織をはじめ、全身に大きく影響します。
ケイ素は、皮膚や髪の毛に多く含まれるミネラルなので、頭皮環境を整える上でとても重要な働きをします。
ここからは、ケイ素が髪に与える影響について解説していきます。
ケイ素は、血管内にある細胞を構成する成分でもあります。
そのため、摂取することで血管内壁を修復して丈夫にし、頭皮の血液循環がスムーズになるので、発毛や育毛にも効果的です。
また、コレステロールを分解して血液をサラサラにするため、動脈硬化の予防や血圧の安定にもつながります。日常的にケイ素を摂取することで血流が改善されるため、冷え性の方などにもおすすめです。
ケイ素は、頭皮環境を悪化させる原因となるコラーゲンの減少を防ぎます。
コラーゲンは、頭皮の内側にある保湿因子の一つであり、肌のハリや弾力のもととなります。エラスチンやヒアルロン酸と結合することで、うるおいや弾力を維持しています。
ケイ素を摂取すると、これらのコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の結合組織が丈夫になり、頭皮環境を良くすることが期待できるため、健康な髪の毛が生えやすい状態を維持することができます。
ケイ素には、食物繊維の働きを強化する作用があり、腸内環境を整える効果があります。
髪の毛は食べたものから作られると言われ、腸内環境が整うことで、食事から摂取した栄養の吸収率を高めます。より多くの栄養素が髪の毛に供給できる状態になるため、腸内環境が整うことは発毛や育毛にも効果的です。
また、便秘がちな方であれば、体内に老廃物が溜まりやすい状態となり、血流が悪くなることが明らかとなっています。
ケイ素を摂取すると、腸のぜん道運動が活発になり便秘解消にも効果的です。
水溶性ケイ素には前途のようにさまざまな効果があり、発毛や育毛を目指す方にとって非常におすすめのミネラルです。
ここからはケイ素の効果を高める摂取方法について解説します。
ケイ素は、成人でおよそ10~40㎎が1日に消費され減少していきます。
少しでも体内に貯蔵されているケイ素を補うためには、1日あたりの消費量と同等の10~40㎎を摂取することが推奨されています。
ケイ素の摂取量については、厚生労働省でも摂取許容量などの定めはありませんが、年齢を重ねることで減少していくため、健康な方であれば多少は多めに摂取しても問題ないとされています。
水溶性ケイ素は仮に過剰に摂取してしまっても体外に排出されるため、今のところ健康被害の報告などもありませんが、どんなに体に良いとされるものでも摂りすぎは良くないため、各製品の摂取量の目安は守るようにしましょう。
ケイ素は1日に10~40㎎の摂取が推奨されていますが、これを一度に摂取してしまうと体内に充分吸収されずに体外へ排出されてしまいます。
そのため、1日に数回に分けてこまめに摂取するのがおすすめです。
ケイ素は、摂取してから約2時間程で体内で最大となり、吸収されなかったり、過剰に摂取した分は約3~9時間程かけて体外へ排出されると言われています。
1日に1.5~2ℓの水分を摂取することが推奨されていますので、なるべくカフェインを含まない飲料に水溶性ケイ素を混ぜ、それを1日に数回に分けて体内に取り込むことで、より吸収率が上がり効果的です。
いかがでしたか?
今回は水溶性ケイ素が髪にもたらす効果やおすすめの摂取方法について解説いたしました。
ケイ素を摂取することで、血流を改善したり頭皮環境を整えたりすることが期待できるため、発毛や育毛にも効果的です。
ただし、髪や体に良いからといって一度にたくさん摂取してしまうと、体内に充分に吸収されず体外に排出されやすくなってしまうため、こまめに摂取することをおすすめします。
ケイ素にはさまざまな効果があり、発毛・育毛をする上で是非摂ってほしいミネラルの一つとなりますが、それだけで髪の毛が増えるというものではありません。
髪のお悩みがある方は一度専門家に相談し、ご自身にあった対策を始められることをおすすめします。
©2023 スーパースカルプ発毛センター 池袋西口店 .All Rights Reserved.