みなさまはご自身の白髪、気になりますか？

「いつの間にか白髪が目立つようになってきた」「急に白髪が増えてきた」という方は数多くいらっしゃいますよね。

子供の頃から白髪が生えていたという方もいますが、年齢を重ねることで白髪の悩みを持つ方のほうが圧倒的に多いです。

実際、白髪の量や髪のボリューム、髪のツヤ感などで、見た目の印象は大きく変わってきます。

そこで今回は、白髪が生えるメカニズムやおすすめの白髪対策について詳しく解説していきます。

白髪が気になってきた方や白髪でお悩みの方は、是非参考にご覧になってみてください。

白髪が気になり始めるのは何歳ぐらい？

白髪の量は人によって異なります。子供の頃から白髪が生えてくる方もいますし、50代になってもほとんど白髪が生えていないという方、逆に真っ白になってしまう方もいます。

生え際にちょこちょこ白髪が混じってきたなと思っていたら、いつの間にが大量に増えてしまったり、毛髪以外の眉毛などにも白髪が混じってきたりと、気になりだすとちょっと悲しい気持ちにもなりますよね。

白髪は一般的に30代半ばくらいから気になりだし、40代から増え始める方が多いです。50代になると、多くの方がある程度白髪がある状態になります。

「白髪は加齢によるもの」とあきらめてしまう方もいますが、見た目年齢が大きく変わってくるため、少しでも改善したいと考える方は多いでしょう。

そもそもなんで白髪ができるの？

白髪は遺伝や体質などの影響が強く出やすい部分ですが、それだけが原因というわけではありません。まだまだ解明されていないことも多くあります。

ここからは、白髪が生えてくる主な原因について解説していきますね。

老化によるもの

白髪の大きな原因の一つは、老化によるものです。

実は髪の毛が毛根から生えてくる時は、まだ色がない白髪の状態で生えてきます。

髪を作り出す毛母細胞から作り出された色のない毛髪は、毛母細胞のすぐそばにある色素細胞（メラノサイト）によって色がつけられ、やがて黒い髪になっていきます。

ところが、加齢やストレスによりこの色素細胞の活性が弱くなり、毛髪に色をつける機能が弱まれは、うまくメラニンを作り出すことができず、髪に色がつけられなくなってしまいます。この状態が白髪なのです。

ストレスによるもの

「ストレスを抱えていると白髪になりやすい」という噂がありますが、これは間違いではありません。

前述したように、毛髪に色をつけるメラノサイト細胞はストレスに弱いため、白髪とストレスには因果関係があるとされています。

また、ストレスによって身体の代謝が弱くなったり、血行が悪くなると、毛髪にまで栄養が行き渡らなくなってしまい、抜け毛などを引き起こす場合もあります。

嘘か本当かは別として、フランス革命で断頭台に散ったマリー・アントワネットが牢獄に入れられたとき、たった一晩で美しい金髪が白髪になってしまったというエピソードはとても有名ですよね。白髪とストレスには密接な関係性がありそうです。

紫外線の影響によるもの

顔や体の日焼けや紫外線対策をする方は多いですが、髪の毛まで紫外線対策をしているという方は少ないです。

紫外線は頭皮や毛髪にダメージを与えます。そして、頭皮は顔よりも3倍紫外線に当たりやすいとされています。

紫外線が顔で言えばシミやシワの原因になるのと同じように、毛髪に老化を進ませてしまうような影響があります。

白髪対策で気をつけるべきポイントは？

白髪に色をつけるメラニン色素を作っているのは、アミノ酸のチロシンです。

チロシンは、チロシナーゼという酸化酵素によって色素をつけていきます。このチロシナーゼが十分に働くためにはミネラルが必要になり、美しい髪の毛を維持したり白髪を予防するためには、ミネラルを多く含む食事をすることがとても大切です。

また、ストレスなどで血行が悪くなると毛髪に栄養が行き渡りにくくなり、チロシナーゼの働きも鈍ってしまいます。そのため、ストレスを軽減することも大切になってきます。

白髪対策におすすめのケイ素

このコラム内でもケイ素をおすすめする機会は多いですが、白髪対策にもケイ素は一役買ってくれます。

実は、ケイ素は毛髪にも存在している元素で、美しく健康的な髪の毛を作るために大きく関わっています。

ケイ素にはコラーゲンをしっかりと結合させて強くし、質を高める働きがあります。この働きによって、頭皮のなかの毛細血管も丈夫になり、栄養が隅々まで行き渡りやすくなるのです。

血管が強くなることで血流も良くなり、栄養素が毛母細胞に十分に届くことで健康的で美しい毛髪が生まれやすくなります。

そして、メラノサイトが再び活性化されるようになれば、黒い髪の毛も作られやすくなるでしょう。

ケイ素は残念ながら体内で生成することができず、髪の毛のためだけでなく健康のためにも食事などから補うことが必要です。しかし普通の食事からは必要な量のケイ素を摂取するのは難しいため、サプリメントなどで補うことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか？

今回は白髪が生えるメカニズムや、おすすめの白髪対策について解説いたしました。

白髪ができるメカニズムには、毛母細胞と色素細胞が大きく関わっています。

白髪対策としてケイ素を摂ることで、毛細血管が丈夫になり細胞が活性されやすくなります。それによって、黒く美しい髪が作られやすくなります。

ケイ素は年齢を重ねていくと減少していき、40代以降はほとんど失われてしまうと言われているため、サプリメントなどを上手に活用し、外からしっかり補っていきましょう。

頭皮トラブルや白髪、抜け毛でお悩みの方は、どんな対策をするべきか一度専門家に相談することをおすすめします。