2022.11.28
〈 一覧に戻る乾燥が気になる時期になってくると、頭皮が痒くなることがありますよね。
痒いと思ってよくよく頭皮を見てみると、赤みや炎症があったり、フケがパラパラと出てくることも…
当店でも頭皮の痒みや抜け毛のご相談にいらっしゃるお客様は多く、なかには季節関係なく慢性的に頭皮が痒いという方もいらっしゃいます。
ただ一口に頭が痒いといっても、その痒みの原因はさまざまで、原因によって改善するための対策も異なってきます。
そこで今回は、頭皮の痒みやフケの原因と対策について詳しく解説していきます。
頭皮トラブルや痒み、抜け毛にお悩みの方は、是非参考にご覧になってみてください。
頭皮の痒みの原因はさまざまですが、大きく分けると5つあります。
それぞれ詳しく解説していきますね。
肌トラブルを招きやすくなる冬場の乾燥は、頭皮環境にも悪影響を及ぼす大敵です。
頭皮にはバリア機能があって、水分や皮脂によって守られていますが、乾燥して水分が失われると、バリア機能の組織が壊れてしまいます。すると、少しの刺激でも頭皮に痒みが出やすくなってしまうのです。
皮脂には頭皮のバリア機能の役割もありますが、過剰に分泌されてしまうと毛穴が詰まってしまい、痒みを引き起こす原因となります。
また、毛穴が詰まることで不要な老廃物が排出されにくい状態となり、頭皮に悪影響を与える物質に変容したり、痒みが出たりします。
パーマやカラーリングは、液剤が頭皮に炎症を起こす可能性があります。
最近では、肌に優しいオーガニック素材を使用した液剤や、低刺激でトリートメント効果が高い液剤もありますが、液が直接地肌にふれたところや、洗い流すときにふれたところが腫れてしまったり、かぶれを起こすことがあります。
また、普段使用しているシャンプーやヘアケア製品が合っていなかったり、長時間の日焼けや蒸れなども頭皮に炎症を引き起こす原因となりますので注意しましょう。
洗髪しないなど不衛生な頭皮状態だったり、過剰に皮脂が分泌されたりすると、頭皮に雑菌が繁殖してしまうことがあります。
雑菌は皮脂を好み、皮脂が分解される際に脂肪酸が生成され、その酸が頭皮にダメージを与えると痒みが発生します。
また、洗髪後に濡れた髪を放置することも頭皮に雑菌が繁殖する原因となるため注意しましょう。
シャンプーやトリートメントを使用して洗髪を行うことは、頭皮をキレイな状態にし頭皮環境を良くするために欠かせません。
ただし、しっかり洗い流さないと頭皮トラブルの原因となり、頭皮にダメージを与えてしまう可能性があります。
特に洗浄力が強めのシャンプーに配合されている界面活性剤は、頭皮に残ると地肌が荒れて強い痒みの原因となるので、シャンプー類の洗い残しには注意しましょう。
頭皮の痒みが気になるとき、同時にフケが発生することがあります。
なぜなら、フケの原因は頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌といった痒みの原因と重なり合うことが多いからです。
ここからは、頭皮の痒みやフケでお悩みの方へ、どういった対策をすればいいのか解説していきますね。
頭皮の痒みやフケの対策は多岐にわたりますが、乾燥している頭皮にはしっかりと保湿をすることが有効です。
特に乾燥がひどい時は、化粧水やホホバオイルなどの保湿剤を使用してみるのもおすすめです。
一見関係ないように思ってしまいますが、実は日頃の食生活も頭皮環境に大きく影響しています。そのため、バランスの悪い食事や栄養素に偏りがあると、痒みが出やすくなることがあります。
栄養素のなかでも、特に皮膚や粘膜、毛髪の生成を助ける働きがあるビタミンB2や、皮脂の分泌量を整えて炎症を抑える働きのあるビタミンB6は、積極的に摂取するように心がけましょう。
過度なストレスも痒みやフケの大敵となります。ストレスが溜まると、自律神経のバランスが乱れやすくなり、痒みやフケ以外にもさまざまな身体の不調が出やすくなります。
とはいえ、ストレスを完全になくすことは難しいので、うまくコントロールしてイライラした気持ちを溜め込まないようにしましょう。
大前提として、頭皮環境を整えることもとても重要です。
頭皮を清潔に保つために洗髪を欠かさず、すすぎにしっかりと時間をかけて洗い残しがないようにしましょう。
また、頭皮マッサージ等で血流を促すことをプラスできると、新陳代謝がより活発になりおすすめです。
単純に頭皮が痒かったり、多少フケが出たりする程度であれば、特になにも対策をしないという方もいると思います。
ただし、頭皮の痒みやフケは、抜け毛につながる皮膚疾患を起こしている可能性もあります。
例えば、頭皮の痒みやフケが続くようであれば「脂漏性皮膚炎」の可能性があります。これは、頭皮の皮脂分泌が過剰な方や、皮脂の多い場所を好むマラセチア菌というカビの一種(真菌)が増えることが原因となって発症する場合が多いです。
脂漏性皮膚炎が悪化すると、頭皮から嫌なニオイを放ったり、脂漏性脱毛症を発症することがあるので注意しましょう。
他にも、水虫と同じ白癬菌に感染することで発症する「しらくも(頭部白癬)」も脱毛を引き起こす原因となります。
白癬菌は人から人へと感染してしまうため看過できません。
また、感染の心配はないものの「乾癬」という皮膚病を発症すると、皮膚が炎症を起こして腫れあがり、強い痒みだけでなく出血を伴うこともある怖い疾患もあります。
乾癬は、患部が厚くなると毛根にダメージを与えやすくなり、抜け毛の原因となるため、発症した場合は早急に治療を始めることをおすすめします。
いずれも気になる症状がある場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
いかがでしたか?
今回は頭皮の痒みやフケの原因と対策について解説いたしました。
頭皮の痒みやフケの原因はさまざまですが、髪の毛や頭皮を守るためには、日頃から頭皮環境を整えることを意識する必要があります。
小さなきっかけを見逃し頭皮環境が悪化してしまうと、皮膚炎を発症したり抜け毛が増える原因となります。
そのため、比較的症状が軽い痒みやフケだとしても軽視せず、症状が軽いうちに対策をするなど日々頭皮を清潔に保ち、ケアすることを心がけましょう。
頭皮の痒みやフケ、抜け毛でお悩みの方は一度専門家に相談することをおすすめします。
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